2012/10/19
やる夫はカタキのやらない夫を討つようです 場外乱闘
- 539 : バカポン★ : 2012/10/03(水) 01:47:31 ID:???0
- NヽN` `゙、
.、Nヾミ i
ヾミミ、 _,.ィイ八、 ! 皆様、このカタキも後一話で終りです
ー-=ニ _,..、_'"'ノ,."-'ニ'ヾ、._ l_
{F|! '、辷゙iニ{´'_辷,゙ ゙!r'-r,^、i お付き合い頂きまして本当にありがとうございます
l;j゙、_ ノ ヽ)、 ノ' ゝ:'/
`!  ̄ヽ '  ̄~´ ,'.,ィ'
i. --一 、 ,' |
ヽ、 `二ニ´ ./ ト、
,..-i;:ヽ、 ,. '´ / ヽ、_
_,.イ´ j  ̄ ̄ / ,i、゙ト-、
NヽN` `゙、
.、Nヾミ i
ヾミミ、 _,.ィイ八、 ! 少々、反則気味ではありますが
ー-=ニ _,..、_'"'ノ,."-'ニ'ヾ、._ l_
{F|!  ̄ ゙iニ{'´  ゙̄!r'-r,^、i 私の表現能力が不足しているため
l;j゙、_ ノ ヽ)、 ノ' ゝ:'/
`!  ̄ヽ '  ̄~´u ,'.,ィ' やる夫と金糸雀の邂逅部分を場外乱闘で補足します
i.u ___ ,' |
ヽ、 ´ -- `` ./ ト、
,..-i;:ヽ、 ,. '´ / ヽ、_
_,.イ´ j  ̄ ̄ / ,i、゙ト-、 - 540 : バカポン★ : 2012/10/03(水) 01:50:27 ID:???0
,. ─- 、,,.___
,イ〃 `ヽ,__
. N. {' \
. N. { ヽ 実はこの部分は私がカタキをやる上でもっとも書きたかったところの一つでした
. N.ヽ` 〉
N.ヽ` ,.ィイ从 / 史記では予譲の妻が登場したのはこの予譲が市場に乞食にしに行ったエピソードだけです
. ヾミ.___-‐=彡'ノノノ__,ゞミ=-_rく
lrf´ゞ“モ=ヾーf =モチ<}rv^i ! しかも僅かに5文字!「其妻不識也」(その妻もわからなかったぐらいの意味か?)だけ!
ヾト、` ̄,り「弋!  ̄´ノ ソ
!  ̄ ii{_,.  ̄ /r'´ たった5文字・・・しかも予譲に気が付かなかっただけで終わってしまう
,ゝ、u. iー-ー、 , ' |\
-‐''7´ ドヽ. `ニニ´ ./;; | ヾ''ー-
/ ト、 ` ー-- ´ ,;' ,イ :|
. / :ト、` ー-、 r--‐_'´/ |
/ _,..、-‐\  ̄! レ' 厂 /へ、 :|
T´ ヽ\l.0| V / / / \ |
- 541 : バカポン★ : 2012/10/03(水) 01:51:52 ID:???0
,ィ, (fー--─‐- 、、
. ,イ/〃 ヾ= 、
N { \
ト.l ヽ l
、ゝ丶 ,..ィ从 | 多少ネタバレ的になってしまいますが史記では
\`.、_ __ ,. _彡'ノリ _,.ゝ、 |
`ゝf‐ゞ゙ujヾ二r^ァuj< y=レヽ. 予譲の妻が予譲に気が付かなかったことに二つの意味を持ちます
. |fjl、  ̄.リj^ヾ.)  ̄ ノ レ リ
ヾl.`ー- べ!゙‐ ` ー-‐' ,ン 一つは先の展開の対比として、もう一つは予譲の句の女としてのモデルケースとしての意味です
l f,.ニニニヽ u /:|
ト、 ヽ.__.丿 ,イ |
_亅::ヽ、 ー / i :ト、
-‐''「 F′:: `:ー '´ ,.' フ >ー
ト、ヾ;、..__ , '_,./ /l
ヽl \\‐二ニ二三/ / /- 542 : バカポン★ : 2012/10/03(水) 01:52:52 ID:???0
.ト│|、 |
. {、l 、ト! \ / ,ヘ |
i. ゙、 iヽ / / / ヽ │ 「士は己を知る者の為に死す、
. lヽミ ゝ`‐、_ __,. ‐´ / ,.イ \ ヽ |
`‐、ヽ.ゝ、_ _,,.. ‐'´ //l , ‐'´, ‐'`‐、\ | 女は己を説( よろこ)ぶ者の為に容(かたち)づくる」
ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ /ヽ
,.‐'´ `''‐- 、._ヽ /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、 後の句の体現者と言うわけです
[ |、! /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''  ̄ ̄ |l !ニ! !⌒ // つまり予譲の妻は士の志を理解できない存在として
. i.! l .::::: ソ;;:.. ヽ、._ _,ノ' ゞ)ノ./
` ー==--‐'´(__,. ..、  ̄ ̄ ̄ i/‐'/ 刺身のツマのように扱われました
i .:::ト、  ̄ ´ l、_/::|
! |: | フェミニスト団体にボコられそうな話です
ヽ ー‐==:ニニニ⊃ !:: ト、
ヽ 、__,,.. /:;;: .!; \
ヽ ::::::::::: /:::;;:: / l- 543 : バカポン★ : 2012/10/03(水) 01:54:47 ID:???0
ト 、
.ト\ ∧
\ / ヽヾ、 /~`\
ト-` / ニ=_ , . --一/ /~ 私はこれに納得がいかなかった!!!
\ __,./'∠, ''`` ヽ三| |
ヽ-ーーヾヽ-' ヘ>' ゞミ/ 後世、士の鏡として讃えられる予譲の妻にあまりにも非情なのではないか?
ヾヽ ~ U /
/iヽ .i-' この5文字は史実かもしれない、しかし、もし男を立てる女性であったら?
/ ヾヽ U .i
`ー-、 U / こうして大歴史家の司馬遷に小さな挑戦をしてみたくなったのです
! , ' `ヽ /
``!ヽ ! /
`.i`-- ' /
i  ̄ /_
ヽ、____/` ヽ、 /
/
/\
/ \
ト 、
.ト\ ∧
\ / ヽヾ、 /~`\ 私はまず予妻に女性AAのなかで一番好きな金糸雀を与えました
ト-` / ニ=_ , . --一/ /~
\ __,./'∠, ''`` ヽ三| | そして夫を立てる強い女性にしました
ヽ-ーーヾヽ-' ヘ>' ゞミ/
ヾヽ ~ / モデルは実はあの呂后(私の中の呂后)です
/iヽ .i-'
/ ヾヽ .i 彼女は男性よりも恐ろしい女性ではありますが
`ー-、 /
! ,.-一 / 夫の劉邦には常に献身的で嫉妬深い側面もあります
``! /
`.i /
i /_
`丶-ー' ` ヽ、 /
/
/\- 510 : バカポン★ : 2012/10/02(火) 23:03:05 ID:???0
/ ̄ ̄ ̄ \
/ . \
/ _ ノ ヽ、_ \ びどい奴でずお
.| (ー) (ー) . |
\ (__人__) . /
/ `⌒´ ヽ
ヽ、二⌒) (⌒ニノ
. , イ / / ヽ、 \┌ヘ _,.. -ヘ. Y r句ミ} l}
/ ! / , ,. '´ \ `Y´::.::.::.::.:;:〉 ヽニく ) | }
,′ | / / ,.. '´ ヽ \_:,.ィ´ `ー-<`ヾ、
l ', / / / ____,. - `丶、 [__ヽ、 〉::.:::〉
| ll /´  ̄ 、`ーく l ,.イノ‐'´
! ! l >=-、 、 \ 〈 レ' 彳7
| ノ¬、! ,ィ升冖 、ヽ` ヽ ヽヘ l/ 主人にはきっとまだ仕事が残っているのかしら
. l / ,ハ > V辷夕 ハ -‐_二、 ` / ノ
. `、l ! 〃 ヾー-< ィ升┐}Y^/ ´
\ヽ |l /WWハ Vヾ夕ノl/ヽ
/>|l / `¬'´ /く/
/ ヾ、 ノ 、 __ WW/ ヽ、
〃 ` ̄ 丁´ `´ 人 l
,′ , -=≠=Vヽ、 ___ ,.. '′ `ヽ }
-ヘ 〃 /` , ィ^l>'´ __ノr<´ }/
`ヽ、_/厶ヘ / l / ` く_∧ ヽ_r<ニヽ、 ノ- 511 : バカポン★ : 2012/10/02(火) 23:04:18 ID:???0
__ __ rzx、_ _
r、>'゙´ Y´/ マハ _
,イ、 ゙ < ム } マソ´ {r、
.: ∧ マヾ; (:ハ >-、 ̄`ヽ}
゙ ,ヘ ヽ. r=≦三K卞心 ,イム
' , / マ. \ }彡'゙ム ̄ゞ込シベノ }
i. / , / / `マ ` 、 ミzム ,.イヾ/∧ |
| ! / / `゙<`゙< }く` r-'´ヾ彡 ! それが終わるまで帰ってくるような男じゃないのかしら
| } ,′'〃 _ `>< ゝイ \、 i |:リ
i / '´__ ミ , '´ _`ヽ`ー-=i=ミvj
∨/__ / ´___, 彡≡ミ、 ∨ }}
. ∨ノ{! 彡'゙ ̄ヾ `゙ ハ:/
/ヘ ∧ /゜〃 ,ノ}}
, ゛ \:, ゚〃〃 ゙ /__.!|_
{{ ムハ 、_ __, - =7 ,イ jjz、>、
ヾ / '/ミ:.、 `ー=-- ´ . <{=≦彡゙ ヾ::リ
ム'´ / `≧=-. __ _ < _|_ }< ==-_/
\_/ ___彡' /`ー-rz-<: ::{ r' ̄`ヾミ:、´
>-- - . r==ミー-:Y:`:/.:{介}:\-:へ}-==ニ三}___
. / .∨彡==- |/:i:i:i/.: :.∨:iム: : :マz =ミ_/ `ヽ
/ r=≦三>-.'´:∨.i_/.rz : }∨/. : : {了>}、 :.
____
/ u \
/ \ /\ (流石は金糸雀だよ・・・強い女だお・・・)
/ し (○) (○) \
| ∪ (__人__) J |
\ u `⌒´ /- 545 : バカポン★ : 2012/10/03(水) 01:58:24 ID:???0
,ィ, (fー--─‐- 、、
. ,イ/〃 ヾ= 、 予譲の妻である金糸雀はその強さで
N { \
ト.l ヽ l 「早くカタキをとって来い」と
、ゝ丶 ,..ィ从 |
\`.、_ _,. _彡'ノリ__,.ゝ、 | ケツを叩くものとばかり、やる夫と>>1は思っていました
`ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ
. |fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ そう・・・私の頭のなかのプロットでも
ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐' ,ン
l r─‐-、 /:| >>510 >>511のように「やる夫ガンバ」だけで終わっただけのハズだったんです
ト、 `二¨´ ,.イ |
_亅::ヽ、 ./ i :ト、
-‐''「 F′:: `:ー '´ ,.' フ >ー、
ト、ヾ;、..__ , '_,./ /l
ヽl \\‐二ニ二三/ / /- 513 : バカポン★ : 2012/10/02(火) 23:07:13 ID:???0
, '" ̄`ヽ、┐
/ / __二ニ込_
i ∨ -‐''ニ-K だけど・・・仕事なんていいから
! ヽ rt‐ァ'´-‐/´
ト==ヘ.’〈_, マ''{, 帰ってきて欲しい気持ちも本当はあるのかしら
,.ゝ弌┴、_ _/
/ ´ ̄``ヾコ、 そのお仕事は成功しても失敗してもきっと生きて帰って来れないかしら
/ ‐-ミ尸
,f {、__、. >、_
____
/ u \
/ / \\ (・・・・え?)
/ し (○) (○) \
| ∪ (__人__) J |
\ u `⌒´ /- 546 : バカポン★ : 2012/10/03(水) 02:00:44 ID:???0
`‐、ヽ.ゝ、_ _,,.. ‐'´ //l , ‐'´, ‐'`‐、\ |
ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ /ヽ しかし、悲しいかな。金糸雀が勝手にした発言>>513で
,.‐'´ `''‐- 、._ヽ /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
[ |、! /'_r'bゝ}二. {`´ '´__ (ー), |.r-'‐┬‐l l⌒ | } 司馬遷が5文字で描いた女性の本質を
゙l |`} ..:ヽo-゙‐´リ ̄ヽd、 '''| | ̄Uo |l !ニ! !⌒ //
. i.! l .::::: U ソ;;:.. ヽ、._ U ._Uノ' ゞ)ノ./ 金糸雀も強く持っていることに
` ー==--‐'´(__,. ..、  ̄ ̄| | .i/‐'/
i || .::::ト、  ̄ ´ U l、_/::| やる夫と>>1はまさに土壇場で気がついてしまう訳です
! U |: |
ヽ ー‐==:ニニニ⊃ U !:: ト、- 547 : バカポン★ : 2012/10/03(水) 02:04:19 ID:???0
{ ハ/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
{ .|V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::, vv、:::::ト、::::::::::::ハ
Vハ}:::::::::::::::::::::::::::;.イVV ,、 V. V}ハ/1:!
. ヽ:::::::::::::::::;ィv'W /::::^ヘvヘ ト、 リ::{ その時、やる夫の回想に浮かぶ思い出の中の金糸雀は
. \_ヽ::::::::::::::{ !、/リ:::::::::::::::::::`:::::`^^::::|
. 、\::::::::::::::::lハ,イW::::::::::::/}\_::::::::::;,Y⌒V 男心を解す強い存在としてではなく、全て女性らしい女性としての金糸雀です
. `ミー:::::::::::::::::::::::::::::/イ___ ,>;1:::/ハ ∧
. `ー-r―┬イ==x::::::, <'´ ^´〉 / '._ が、同時にやる夫も女性の対句を思い出すのです
Vlルリ^Vヽ }Y レ' V\
`イ!. ゝ.}_リ' u l } :| \ 「士は己を知る者の為に死す」と
ゝx- 、_ J ,イ / | >ー---x、
\ー-' / / .| /! | | \
人__, ィ / | | ./| | | | \
, イ /| ハ /| .| |/ .| | | | |\- 525 : 名無しのやる夫だお : 2012/10/02(火) 23:15:59 ID:20YAhULc0
- 金糸雀気づいてたか…
- 526 : 名無しのやる夫だお : 2012/10/02(火) 23:20:45 ID:ptdGGqKU0
- とうとう次で最終話か…
- 527 : 名無しのやる夫だお : 2012/10/02(火) 23:23:53 ID:j5KQaYrA0
- 乙でした。
史記にはこういうエピソードが多くて困る。
自分も李陵庇って宮刑受けた司馬遷はどんな気持ちでそれを歴史として残したのか。 - 528 : 名無しのやる夫だお : 2012/10/02(火) 23:27:32 ID:aPWGxD3A0
- 乙
最後に別れができたのが唯一の救いかもね・・・ - 530 : 名無しのやる夫だお : 2012/10/02(火) 23:34:36 ID:dRqNj.Gc0
- 乙でした
- 551 : バカポン★ : 2012/10/03(水) 21:34:25 ID:NnFLLsbM0
- >>525
史記では気が付かないで終わってるんですよね
この部分は大きなオリジナルな解釈です
>>526
お付き合いして頂き、ありがとうございます
>>527
史記は無情な話が多いですよね
=人の歴史は無情ってことかもしれません
>>528
鳥の将に死なんとするその鳴くや哀し ( とりのまさにしなんとするそのなくやかなし ).
鳥の鳴き声はいつも楽しく聞こえるが、今まさに死ぬとする時の鳴き声は悲しい
人は死ぬ時にその人の本性がわかるって話ありますね。それが事実かどうかは私には判断付きませんが
>>530
ありがとうございますm( )m - 531 : 名無しのやる夫だお : 2012/10/02(火) 23:36:46 ID:q2Hg4Qng0
- おつつ
環境が人を作るというが、逆説的に金糸雀とキル夫がやる夫を士にしたんだな
史記は歴史の流れを示す縦糸と、時代の人々の生き様を示す横糸が素晴らしいよね
群像劇好きにはたまらない - 532 : 名無しのやる夫だお : 2012/10/02(火) 23:37:50 ID:ULyCxwns0
- 乙
これっていい話に見せかけてその実金糸雀は騙せなかったって事だよな
二重に残酷な話だわ - 533 : 名無しのやる夫だお : 2012/10/02(火) 23:47:33 ID:7.fQ5wC60
- 乙した。ヒロインかわいそす・・・
- 534 : 名無しのやる夫だお : 2012/10/02(火) 23:53:04 ID:MIfcG1yg0
- 乙
感動的な話ではあるが、ここまで過酷な変装をしても金糸雀にバレるようでは、
誰にもバレないレベルに化けるという当初の目的は達成できてないという事だよなあ
これからどうするのやら - 537 : 名無しのやる夫だお : 2012/10/03(水) 00:55:17 ID:l8H/J7SA0
- 乙
どこぞの魏の武帝の様に、ほっかむりで誤魔化せれば…。 - 535 : 名無しのやる夫だお : 2012/10/03(水) 00:00:48 ID:XCLhSMmk0
- 乙です。
刺客列伝の一人目がこれだから・・・・・まだ、ましだよ。
後半になると凄い荒業に出る人とかいるから。 - 552 : バカポン★ : 2012/10/03(水) 21:34:57 ID:???0
- >>531
歴史はどうしても縦糸ですからね
やる夫は士の素養はあったんだと思います
人に理解されない形で
>>532 >>533
原作だとヒーローがかわいそうだからこうしたら
ヒロインがかわいそうになったっていうwww
>>534 >>537
ここで説明してしまうと前回の暗殺未遂事件で
やる夫は有名人になってしまっています。
趙関係者には日常の活動ですら警戒されるレベルなので
噂でやる夫を知っている人達から自由になるだけでもかなり条件は良くなる訳です。
もちろん、やらない夫や夜神まで欺けるにこしたことはありませんが。
表現が下手でスイマセン。
>>535
聶政は凄いですね。しかも姉さんも凄い。
司馬遷はこの姉さんのような女性を書くのに、予譲の妻は士の気持ちを解さない人物に書かれているのが
納得いかないところでした。しかし、聶政より予譲のほうが有名なのは何故でしょうかね。
やはり文句がカッコ良かったからでしょうか?予譲には成れそう(に感じても)でも
聶政の姉弟には絶対になれないと思ってしまうところも大きいかもしれませんね。 - 536 : 名無しのやる夫だお : 2012/10/03(水) 00:18:50 ID:WIhJR0dk0
- 乙
それほどに夫婦の愛情が強かったということじゃない?
通いの店のホステスがわからないぐらいなら問題ないと思う
金糸雀にわからないなら・・・というのは願掛けみたいなもんだとおもうな - 538 : 名無しのやる夫だお : 2012/10/03(水) 01:10:34 ID:8cWJBzP60
- 乙
結局のところ金糸雀にひと目会いたかったんだろうな - 544 : 名無しのやる夫だお : 2012/10/03(水) 01:56:52 ID:YGmvTWUo0
- ふと思ったけれど、やらない夫が義士を求め、義士に寛大なのは
ひい爺さんの趙武を救って成人を見届けて自害した程嬰のことがあったからかと思ったり
「むかし不宮の禍のとき、家中のものはみなよくその難に殉じました。
当時、 わたしは死ぬことができなかったのではなく、趙氏の子孫を守り立てようと思ったのです。
いまやあなたはすでに趙武としてお立ちになり、もとの位に復されました。
わたしは地下で趙宣孟と公孫杵臼に報告したいと思います」
これも凄い話で去年『運命の子』として映画になったり、
宮城谷昌光氏が『孟夏の太陽』に書いたり、
安西篤子氏が「趙氏春秋」(『洛陽の姉妹』収録)に書いてたりする - 549 : 名無しのやる夫だお : 2012/10/03(水) 02:08:32 ID:EhYgGCRw0
- 乙
凡人で現代人の俺にはやる夫が主君の最後の意思や妻の思いを無視してるクズに見える
復讐しても誰もが不幸になるのになあと、戻れる場所があるのに - 550 : 名無しのやる夫だお : 2012/10/03(水) 02:36:26 ID:prJ1YRz60
- ジャギに土下座までして、やる夫を託したキル夫の望みは
「やる夫には、士でなくてもいいから暖かな余生を送って欲しかった」だろうけど
やる夫は、ない夫への個人的恨みを昇華した後でも
「キル夫が士として遇してくれた以上、キル夫の好意を無にしてでも士である事を貫く以外
キル夫の尊厳を守り、思いを返す方法を知らなかった」って感じですかねぇ
カナがいかに強い女性であろうと、最後の台詞が出てくるのはやっぱり自然だと思いますよ
時代時代で価値観は変わっても、「大切な人に生きて傍に居て欲しい」のはシンプルな思いですもん
呂后はあれですよね、なんというか・・・善悪を超越して物凄く業の深い人 - 553 : バカポン★ : 2012/10/03(水) 21:35:30 ID:???0
- >>536 >>538
原作ではその辺の事情は書かれてないんですよね。
姿を変えて、唐突に市に物乞いをしに行くと書かれています。
そしてまた唐突に妻にあって気が付かれなかったとあるのみです。
何故そのようなことをしたのか?やはり無意識に妻に会おうとしたのだと私は解釈しました。
>>544
私は董安于押しです。趙家っていうのは毎度毎度ドラマを作る家系ですね。
話は変わりますが宮城谷さんが書く主人公はいつも人徳者の善人というより
良い人になっちゃうんでしょうかね。
>>549
その辺につきましては最終話で紀元前の人間の論理が説明されます。
納得できるかはわかりませんがw
>>550
原作があるのでという説明ですとやる夫は個人的な価値観を重視する人間では
無かったのかもしれませんね。原作は勿論ですがカタキでもそのような人間に
なってしまったのかも知れません。個人的に呂后は物凄く女性的な人なんだと思っています。 - 556 : 名無しのやる夫だお : 2012/10/04(木) 03:41:45 ID:02cx5sR.0
- 了解しました
>>553
宮城谷さん儒教的名君しか書けないんですよね
曹操が儒教的名君なのも笑いましたが、新・三河物語とか風は山河よりみたいな
日本を舞台にした作品まで儒教的なノリで書くのは流石にどうかと思います
地霊とか徳とか祭祀とか、それはもう日本の戦国時代じゃないだろうと - 557 : バカポン★ : 2012/10/04(木) 13:20:58 ID:???0
「最終話、予告」
以下は全て使われたカットです
.- 558 : バカポン★ : 2012/10/04(木) 13:21:25 ID:???0
ハッピーエンドに・・・
;;;;;;;;_;;;;;_;;;;;;_;;;;;;;;;;;
.::::/ \;;;;;;;;;;;;;; ィァ、
::;;;;;./ @.. ゙ヾ;;;;;;;;;;;;//";;
::::/ ─ ─ @\;;; //;;;;;;;;;;;;;
::;;;.i (─) (─) =ャィト、;;;;,,,,,;;;;;;;;;;
::;;;;::... @ (__人__) ///`";;;;;::;;;;;
;;;:,チ''゛''::'' `⌒ ´'::''''' ゙゙///;;;;:;;;;;
::;;;;y'´ , `::::::::' ///;;::;;;;;
::;;;.(, ″ ///'(;;;::;;;;;
;;;;;:`,ll'-、 \ /// |:::;;;;;;;;;;;;;;;
::::| ゙;,_ ,: ///゙、 i;;;;,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;
:::::i :::: /// .'-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;ハ i::::: ///.....::::'' `'<;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
::;;;;;.ハ '(i|||||ll///ii=''′ .,};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
_,,,,,lllllllシ ,,illllllllllll″ ,__,,,,,,,,,iiillllllllllllllllllll
.(lllllllllllll、,,,ィ'illlllllllllllllli, ゙ lllllllllllllllll!゙゙llllllllllllllll
`”゙゙゙゙゙゙llllllllllllllllllllllllュ,,j'llll !.llllllllllll- 559 : 名無しのやる夫だお : 2012/10/04(木) 13:22:05 ID:hErEDzvg0
なりました!!!
l⌒\ __
! ・ 〈 \
/ / __,.ノ` ⌒
/⌒ト、/ (> )(●)
r-='´ ヽ (___人__)
| _∠ ノ | ` ⌒´ノ
} ⌒´ `V |>ー- 、
〉 -‐く |:::::::::::::::::::ヽ、
ヽ  ̄ /`ヽ.,___ ,__ノ7::::::::::::::::::::::|
ハ /|/:ヾー--ー" ゞ:::::::::::::::/::::ヽ
7 |  ̄ , /ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::i
/::::l| 、 /ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::∧
,. ´ _ _≧x、 ヽ
/ ⌒ ⌒ \ /ヘヽV」∠ヽ. \ \
/ . \ \ マミ=∨} } 厂`
. / // , | ヽ '. / Vハ`ヽへ\\}
/ // ./l | ! | ヽ, i i / / || |Ⅵリ 厂`
. /〃:! ハ|| l\|lヘ | | | l |/ / ,リソハi 、 \
|l| | l_l!__||ノ || |l 、||\| | l | / /:|∨} } 厂`
|l| | N| lハ || リ l厂下}T | | i ./ l/j} j! ト、
v{ Nf卞オヘl| ___リ| l| | ト、 / j/ j! レ
|ヘ {xx ̄ ´ ヒう勿ハリ' .ハ } ハ /V⌒ヽ
| ∧ヘ xxxx/ /ノノ / レ'
,ハ:|⌒\ Y´ ̄`} -=イ ¨ア′
/ `\__,ノ-‐'´イ/l/
| ヽ /'´` ー- 、- 560 : バカポン★ : 2012/10/04(木) 13:23:11 ID:???0
~やる夫はカタキのやらない夫を討つようです~
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣
,rt、 ,-‐、
ハハ彡 /ト'ヾヽ l=j, (,、
ゞゝ──ゝ /、 ゝX 彡ゝoノ ハハ/ソ/⌒ゝ
( ' Y''''ノ\ 彡 /、 ゝx彡ヾ > )、__ノ彡ミ=
`‐' ̄\ ヽノ ( ' Y''ノ 彡く/彡' \
''''''''""""" ̄ ̄ ̄ 〉____,/ | `‐'ヽ ヽノ |// | |
"""" ̄ ̄ /\|リjilji 丶ゝヽ〉____,/ゝヽー' /
-‐ _,,. .-‐ ヽソゝゝ `''' 川リ| `''' ,'ヽ 丿
-‐ _,,. .-‐ ,-‐'''" ゝ ノ-ー'7ゝ ゝ ゝ' ヽ ヽ
_,,. -=━━| -ー / 彡 / / / . .. ヽ 〉
-‐'''""-‐'''ヽヽヽ/ / .:-‐' / // / . // /
,,,-‐'''"" _,..:-//,..:-‐'"// //_,..:'_,..:' /ゝ/
-‐'''"",,,,, /ゝ /ゝ // _,..:' /
-‐'''""_,..:-‐'"_,..:-‐'" /ゝ /
_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:'' _,..:' / / /
_,..:-‐'" _,..:'' _,..:' /- 561 : バカポン★ : 2012/10/04(木) 13:23:36 ID:???0
最終話
/ //
、ヘ、/ //
∨∨/
/三ミ}ヘ
/rニニ`〈_ヘ
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i|i. (__\\ / `ー‐'′- 562 : バカポン★ : 2012/10/04(木) 13:24:02 ID:???0
~士は己を知る者の為に死す~
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∧: ∨ ゞ( ・ )ノ 'ヽ:j ゞ( ・ )ノリノ/:. Ⅵ:.:|ム叉〉|/: ム叉7!:./:.:リ
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!:/;;/|:∧ u. ; /: |ヽj |入ハ u ..: u. ,Ⅳ
};l |' /;\ - - イヽ:| 〉〉 }:l:ヽ. 「  ̄〉 ./イ
!;L./;ム};;> .. u.. イ;∧ニニノ , =-:| \`¨¨´./ |L
/ 厂l } `¨¨´ .{ \
_. イ .ハ リ \! 丶
イΖ´ /ム、 ム ___二
z=彡 ̄ 〈`ヽ ミx、__ ィ彡/|___===- 563 : バカポン★ : 2012/10/04(木) 13:24:32 ID:???0
乞うご期待!!!
、、v、
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_ | ir―――Ζ;::::::::::::::)
,..、 r――' `' '===、 ̄ Ζ::::::::::::ミ
/ \ゝ、_ '´ ) Z::::::::::::::ミ
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( ' , \ ( / ̄ ̄::::::::::::N ,ィ'´ ./  ̄ヽ、
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